介護に関わる医療専門職の種類にはさまざまなものがありますが、リハビリ関係では理学療法士が代表的かもしれません。
ここでは理学療法士になるためには、どうすれば良いかについて取り上げてみます。
理学療法士はリハビリの専門家として、医療機関や介護施設などで利用者のケアに従事します。
仕事内容としては、利用者が日常動作をできるように、機能的な回復を支援しています。
しかしながら、誰もが理学療法士として働くことはできません。
国家試験に合格して資格を取得しないと仕事ができないのです。
また、国家試験を受験するためには受験資格があります。
理学療法士の養成課程がある大学や短期大学などに3年以上在籍して、所定の単位を修めなければなりません。
しかも、必須単位が多くあるため、在学中はしっかり勉強しなければ卒業することは難しいでしょう。
理学療法士の国家試験は毎年2月頃行われています。
試験内容は筆記試験と口述試験、並びに実技試験があります。
気になる合格率は、かつては90%前後といわれていましたが、近年では70%台になる年度もあるようです。
また、新卒と既卒の合格率を比較してみると、新卒では80%を超えているのに対して既卒は30%前後と低い傾向になります。
そのため、養成学校を卒業しても合格を資格取得を目指して勉強することが大切です。
今後高齢化社会が進むにつれ、多くの医療機関や福祉施設が理学療法士を必要とします。
それに比例して理学療法士を目指す人も増えていますが、資格があれば就職や転職には有利に働くでしょう。
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